東京會舘
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サステナビリティ

サステナビリティ

サステナビリティに関する基本方針

当社は、「確かな味とサービス、格調高い施設を提供することで、わが国の食文化の発展に貢献すること」を企業理念とし、それを具現化すべく「期待を超える上質な食と接客を提供すること」を長期ビジョンと定めております。当該ビジョンを実現するには、地域社会との共生や事業価値のさらなる向上、また、継続的なサプライチェーンの刷新など多様な観点でサステナビリティを向上させていくことが極めて重要であると考えております。当社は、すべてのステークホルダーの皆様との共存共栄を図り、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

ガバナンス・戦略・リスク管理・指標及び目標

  • ①ガバナンス
    当社は、「サステナビリティ委員会」を設置して持続可能な社会の実現に向けた諸活動を推進する体制を整備しております。「サステナビリティ委員会」は、調理・接客・管理の各部門から選出された委員によって構成され、「サステナビリティ」の基本方針・活動原則・指針・目標に則り、当社の執行機関である常務会の監督の下で施策を企画・立案し、当該施策を各部門が実行することとしております。その実施状況は定期的に常務会に報告され、進捗状況がモニターされるとともに、必要に応じて方向修正がなされる仕組みを構築しております。また、重要施策については取締役会に報告・審議されるという統治体制を採用しております。
  • ②戦略
    当社は当事業年度において、サステナビリティ経営の長期ビジョン実現に向けて、重要取組課題(マテリアリティ)の見直しを行い、重要取組課題を踏まえた新たな活動指針を策定しました。見直しにおいては、社会課題が当社事業に与える影響度と、当社が社会課題に与える影響度を二方向で分析し、当社が特に重視すべき社会課題を抽出した上で、それらの重要な社会課題に対応した、当社が今後取り組むべき重要課題を特定しています。

    (人材の育成及び社内環境整備に関する方針)
    当社では、上質な食と接客を提供するために、従業員一人ひとりがプロフェッショナルとしての技術を磨き続けることが求められます。そのため、従業員が自立的に成長できるよう、従業員同士が「指導者」「学習者」の両方の役割を果たす育成体制を提供し、社員のスキルアップを促進し、お客様に最高のサービスを提供できる人材を育成することとしております。また、従業員満足度が顧客満足度と密接に連関するサービス業の特性を重視し、従業員の衛生要因と動機づけ要因に作用する社内環境整備を実施しております。更に、従業員持株会の魅力向上等、従業員の福利厚生支援を通じ、従業員のモチベーションやエンゲージメントを高め、経営参画意識向上を図っています。こうした複合的なアプローチによる人的資本への継続的投資を通じて、持続的な企業価値向上の実現に取り組んでおります。
  • ③リスク管理
    当社は、当社の事業内容に特有のリスクおよび事業活動に関する一般的なリスクについて、各委員会を組成しリスク及び機会の識別と評価を行っております。また、脆弱性が認められる事象については修正が施され、発現可能性のコントロールに努めております。また、重大インシデントが発生した場合には、リスク管理規程の定めにより社長を本部長とする対策本部を設置して事業継続計画(BCP)に従った迅速な対応を行うなど、損失を最小限に止める体制を整えております。なお、これらの活動は内部監査部門において監査され、必要に応じて取締役会および監査役会に報告されるなど、継続的にモニタリングされる体制を構築しております。
  • ④指標及び目標
    当社は、サステナビリティ経営の実効性を確かなものにするため、これまで多岐にわたって取り組んできている施策を着実に継続し、当事業年度末において133の施策に取り組んでおります。今後、上記②の「戦略」に記した重要取組課題(マテリアリティ)とそれを踏まえた活動指針に基づいて、施策の進捗によっては新たなフェーズへの引き上げも検討して参ります。 人材育成および社内環境整備につきましては、衛生要因としては、最大手検査機関によるストレスチェックを毎年実施しており、当社は目標とする平均値を凡そ継続維持しております。また、動機づけ要因としては、サービス技能やソムリエ資格などの21の認定資格取得を促進しており、現在延べ102名が認定資格を取得しており、今後においても逓増するよう、社内整備に取り組んでまいります。

東京會舘の取り組み

■Environment(環境)





植栽

洞道


【資源・エネルギーの再利用】


◆ 植栽の灌水やトイレの洗浄水として、中水(上水使用した水を下水へ流さず再生処理したもの)を利用しています。
◆ バックヤードを中心に、高い生分解性をもち環境に配慮した植物性の食器用洗剤へ切り替えを実施し、限りある水資源の安全な使用に努めております。
◆ 丸の内二重橋ビル全体で電気(供給)の契約先は再生エネルギーを活用している事業者を指定しています。
◆ 食品生ごみは、メタン発酵させてバイオマス(カーボン=ニュートラル)発電に利用しています。
◆ 当社を含む丸の内3-2計画では、高効率プラントと同時に丸の内仲通り下に洞道(SUPER TUBE※)を整備し、丸の内・有楽町エリア全体のCO2排出量削減と防災性能の強化を図ります。また、洞道内には電力自営線や通信線、雑用水配管の整備予定もあり、地域防災強化へ更に貢献してまいります。

(※)丸の内熱供給(株)が、大丸有エリアの地下に敷設した洞道および配管ネットワークの呼称




照明

エレベーター

【エネルギー消費の削減】

◆ 「省エネルギー推進委員会」を中心に全社で省エネルギー活動に努めています。
・ 照明器具をオールLED化対応し、電力消費量
  の削減に貢献しています。
  ⇒日本照明学会「照明普及賞」受賞
  ⇒Illumination Awards 「Award of
   Merit(北米照明学会賞)」受賞
・ 最新鋭の冷温設備を備え、風量調整・冷温水の
  冷暖房・厨房機器などのエネルギー効率を
  高めています。
  ⇒環境性能AAA
・ 窓ガラスには断熱複層Low-eガラスを
  配置し、空調負荷を軽減しています。
・ 厨房排気脱臭フィルターを設置し、
  クリーンな空気の排出に努めています。
・ 照明、空調、エスカレーターなどは利用状況に
  応じて運転停止を徹底するとともに、
  バックヤードの照明は人感センサーに対応し、
  使用電力の削減に努めています。
・ 手洗器給湯などは夏冬で温水の切り替えを
  実施しています。
・ 空調設備等駆動しているモーターは負荷に
  応じた回転数制御機器を採用しています。
・ お客様用エレベーターは群管理システムを導入
  しているため、無駄な動きを無くして最適な
  運転が実現できます。




紙ストロー

テイクアウト容器

【環境に配慮した容器への切り替え・ペーパーレス化】

◆ 海洋汚染防止等の観点からプラスティックごみ削減のための配慮をしています。
・ スイーツ&ギフトでは、プラスチック製のスプーン・
  フォークを木製へ切り替えてご提供しています。
・ お客様にお受け取り前の意思確認のコミュニケーショ
  ンを行うことにより、使用総量の削減にも貢献しま
 す。
・ レストランではバイオマスを含む環境配慮型の
  プラストローを使用しておりますが、
  「プラスチック資源循環促進法」施行にあたり、
  プラスチック使用0%の紙ストローに順次切り替えを
  行っております。また、ストローはご希望のお客様の
  みご提供させていただきます。
・ポリエステルのショッパーを紙製に変更しています。
・一部レストランのテイクアウトでの使用容器は環境
 配慮型の商品を使用しています。
 (弁当箱、フォーク、スープカップ等)
◆ 希少な資源である天然コルクを回収し再資源化する取り組みに協力するため、舘内でワインのコルク栓を集める活動を行っています。
◆ 社内申請フローの見直しや電子決裁システムの導入、iPad導入による会議資料のペーパーレス化、社員への啓蒙活動により、全社でペーパーレス化に向けて取り組んでおります。(コピー用紙の購入量を2019年比で40%削減)




美食の会

工場見学

ガーリックトースト

【食文化発展への貢献とフードロス対策】

◆ 「美食の会・グルメの会」では伝統的な料理・サービスだけでなく新たな試みを披露し、お客様と共に伝統の継承と食文化への貢献をしてまいります。
◆ 接客を通して食べきれる量を個別対応しご提供しています。
・ メニューに少なめの量を表示(中国料理ほか)
・ バンケットにてお召し上がりいただく量を調整して
  盛り付け
◆ スイーツ&ギフトでは、社員向けの割引や社員食堂での再販売を行い、フードロスを最大限削減する取り組みを行っています。
◆ 規格外野菜を有効活用しています。
◆ 食育・ボランティア活動を実施しています。
◆ 千石工場にて地域の小学生に社会科学習として工場見学を実施しています。
◆ 調理場では鮮度の高い食材を仕入れ、最後まで無駄なく使い切る工夫を重ねるとともに、プロの技術をクッキングスクールなどで直接指導し、調理技術の継承と発展に貢献しています。
◆ スイーツ&ギフトにて、宴会場やレストランで提供しているバゲットの、残りがちな端の部分(エンドカット)を使って仕立て直した手作りの「ガーリックトースト」や、規格外・余剰分のパンを使った「クロワッサン オ ザマンド」「パンペルデュ・サレ」などを販売しています。
◆ 長野県 小布施町、農家さん、慶應義塾大学の学生方のご協力のもと、市場に並ばなかったりんごを素材に活用した「アップルデニッシュ」を販売しました。




ヴィーガン料理

大豆ミート

美膳弁当

【健康や環境に配慮したメニューの開発】

◆ ヴェジタリアン・ヴィーガン対応のコースなど、お客様のライフスタイルに合わせたメニューをご予約で提供しています。
◆ 責任ある供給源による持続可能な食材を選定し、環境保全に協力しています。
・ 一部の自社主催イベントにおいて、持続可能な漁業で
  獲られた水産物である「MSC(海洋管理協議会)
  認証」、責任ある養殖により生産された水産物である
  「ASC(水産養殖管理協議会)認証」を得た
  サステナブル・シーフードを使用した料理を
  提供しています。
・ 「Demeter」、「ユーロリーフ」、「HVE」などの
  認証を受けた、高品質で環境に配慮したワインを
  取り扱っております。
◆ ロッシニテラスにて、食生活の新しい選択肢のひとつとなりつつある代替肉である大豆ミートを使用した商品を提供しています。
◆ 八千代にて、野菜のみを使用し健康を重視した和食メニュー「美膳弁当」を販売しています。有機野菜や食物繊維が豊富な海藻類、ビタミン・ミネラルを多く含む十六穀米などを使用し、お肉を使わない、健康志向でヘルシーに仕上げたお弁当です。フードロス削減、持続可能な農業の推進なども目指しています。
◆ 社員の健康維持と地球環境への配慮のため、社員食堂にてノーミートマンデーの取り組みを実施しました。代替肉を使用したメニューの開発・試食や、SDGsとの関連性について啓蒙活動を行い理解を深めています。

■Society(社会)





清掃活動

サポチョコ


【地域・社会貢献】


◆ 地域清掃活動「大丸有キラピカ作戦」への参加を通じ、一体感をもって街づくりに貢献しています。
◆ 災害被災地への寄付金を拠出しています。
・ 2020年 九州災害復興支援として九州産の厳選食材を
  使用した「美食の会」のイベントを開催し、
  売上金の一部を被災地に義援金として拠出しました。
・ 医療機関(慈恵医大病院)に当社クッキーを
  約400箱寄贈しました。
・ その他、国内の災害(熊本地震・東日本大震災等)の
  被災地や、海外の災害(中国青海省地震・チリ地震・
  ハイチ地震等)の被災地に寄付金を拠出しました。
◆ 途上国を支援する慈善活動に参画しています。
・ バレンタイン商品の売上の一部をNGOに寄付し、
  途上国の女の子をサポートする「サポチョコ」の
  取り組みに参画しています。
・ 認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン
  (世界の医療団)による、美食クーポンチャリティ
  の取り組みに協力しています。




バリアフリー

バリアフリー

【バリアフリーへの取り組み】

◆ 多くの方に安心してご利用いただくために、本舘の設備はすべてバリアフリー化に対応しており、建築物バリアフリー条例に基づくバリアフリー認定を取得しています。
・ 車椅子や視聴覚障害者の方も安心して移動可能な動線
  の確保
・ 車椅子でもゆとりをもって使用可能なトイレの設置
・ 段差のないフラットな出入口
・ 手すり付きの緩やかな階段
・ 車椅子専用の駐車スペースを完備




人材育成

クッキングスクール

【人材育成への取り組み】

◆ 「働き方改革」を遵守し、労働環境の改善と生産性の向上に努め、ワーク·ライフ·バランスを推進してまいります。
◆ 積極的に女性の活躍を推進します。一例として「サステナビリティ委員会」は女性委員を中心に組成され、ジェンダー平等を実現する活動も含め SDGsの課題に取り組んでいます。
◆ 一般社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会*に所属し、ホテル・レストランにおける接客サービス技能の向上及び技能者の社会的、経済的地位の確立を図るとともに、国際観光及び社会文化の発展に寄与してまいります。
 *(国家検定試験「レストランサービス技能検定」実施を委託された指定試験機関)
◆ 国家資格である技能検定制度の「レストランサービス技能士」、テーブルマナー認定講師の資格取得をサポートし、技術、サービス向上に努めてまいります。
◆ 広く健康長寿づくりのため、西洋料理に関する栄養及び食品衛生の普及向上、調理技術の改善に努め、安全で安心できる食生活の増進に寄与してまいります。

■Governance(統治)


東京會舘は、サステナビリティ経営推進に向け、コーポレート・ガバナンスを最重要論点の1つと位置付けており、企業経営の健全性と効率性の確保を通じ、株主に還元する利益を最大化するための仕組み・体制構築に注力しております。
当社の取組みついては、下記をご参照下さい。

↓ 東京會舘のコーポレート・ガバナンスのページはこちら
(https://www.kaikan.co.jp/ir/corporate.htmlへ)

Group

  • 銀座スカイラウンジ

    050-3187-8713
    千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館15階

  • 東京會舘 Drape

    050-3177-2770
    東京都千代田区有楽町 1-5-2
    東宝日比谷プロムナードビル 2階

  • 特別食堂 日本橋

    03-3274-8495
    中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館7階

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